自分にとって大好きな映画の一つ!!
アニメ映画の「映画大好きポンポさん」と同じく、クリエイター力の無い自分が作品づくりにうらやみながら見る映画!!
自分は公開直後に映画館で見たけど、ブログに書くためにNetflixで再視聴した。
↓映画の公式サイト!
↓同じクリエイターに関する映画で僕が大好きな「映画大好きポンポさん」!
↓Filmarksでも色々書いております!
- 作品概要
- あらすじ ※以降ネタバレあり
- 新人VS天才
- 新人の苦悩「チームワーク・チームメイク」
- 天才の苦悩「才能の枯渇とプライド」
- 戦っているのは表に見える人だけではない。
- クリエイターのエゴ
- 一番イケてると感じたキャラ「柄本佑」
作品概要
監 督:吉野耕平
原 作:辻村 深月
出 演:吉岡里帆
上映時間:128分
公開日 :2022年
原作の辻村深月さんのお名前を見た記憶があり調べたら、「ツナグ」や「かがみの孤城」も映画化しているな!と思った。
あらすじ ※以降ネタバレあり
「どうもありがとう、でもそっちが裏ね、こっちは表」
「私負けません、今回のクール、視聴率から何まで全部勝って、覇権を取ります!」
斎藤瞳(吉岡里帆)は国立大を出て県庁→アニメ業界へ、な異色な新人監督。
初めて監督するアニメの放映時間が思い出の天才アニメ監督の王子千晴(中村倫也)の復帰作とがっちり裏でぶつかって、、、どっちが「覇権(ハケン)」を取れるのか??なお話。
↓映画「ハケンアニメ!」本予告
クリエイター映画であり、お仕事映画であり、な感じ!!
コンテを取って作画監督と打ち合わせて、線撮?美術?仕上げ?そしてやっと撮影なんだ。。。
自分を含めほとんどの人はアニメの制作過程を詳しく知らないと思うけど、こうやって色々な人の手が加えられて作られていくことにすごく燃えた!!
両者が魂を削って「ハケン」を目指していく姿が熱い!
ただえげつないのが「数字」ですべてが評価されてしまう世界なのだな、、、なんて思った。
新人VS天才
新人は知名度の無さに、初めての戦いでの反響にしっかり差をつけられたことに苦悩する。
ここで実績を残せなければ次はないという恐怖があって。
天才は周りの期待に、作品でなく自分のルックスの良さを語られ、過去作品を語られて今を見てもらえないことに辟易する。
復帰作で良いものが出来なければ、、、という考えがある。
お互い立場は違えど、ここ一番の勝負所として魂を削りながら覇権を目指す!!
新人の苦悩「チームワーク・チームメイク」
新人監督は努力してるのに上手くいかない、自分は頑張ってるのに、何でわからないの、そんなやり方はしたくない、と思う。
ただ熱があるだけでは動かない、チームメイク・チームワークについて考えさせられる。
この人は数字で話して?この人は感情で伝えて?人によって接し方が変わったり。
でも少しずつチームをまとめて行けるようになって。。。
周りを上手に使う方法を覚えていく主人公、視聴率もリデルに近づいていく。
監督の無茶も聞いてくれるチームが出来て、周りとの対話が上手くなっていき、信頼が増えて行って。。。
天才の苦悩「才能の枯渇とプライド」
「どれだけやっても 納得できないもの世に出したらおしまいなんだよ」
凡人の自分には全然わからないけど、天才にも苦悩があるんだなと。
発表されてもう書かなきゃいけなくて、でも考えなきゃと、やりたいことがあるのに周りに縛られたりと。
ハワイに行ってたと洒落たこと言った裏では必死に努力していた天才、めちゃくちゃカッコイイじゃんかよ(`・ω・´)
才能が枯れる恐怖、周囲に認められない恐怖、自分は創造活動ができないからこういった恐さとかを感じたことが無いのだけど、世の中のクリエイターさん達はこんな恐怖と戦っているのかな、、、なんて。
戦っているのは表に見える人だけではない。
クリエイターだけではなく、運営・裏側の人達も戦っているんだなと。
「私に局と戦えるだけの武器をください」
クリエイターのエゴ
クリエイターのエゴを活かすのか、安牌を取って流すのかは周囲の影響もあるのだなと。
一番イケてると感じたキャラ「柄本佑」
最初は何でも押し付けるようなむかつく感じのするキャラだったけど、それでも作品を一番考えてくれていたんだなと。
逆に甘い言葉ばかり話してくる人ほど、、、なんて思ってしまった( ゚Д゚)
ドライで厳しいことを言うけど、常に前を向いている。
「視聴者に届くアニメです」
届かないと意味がないという事ではアニメだけではなく色んな事に対してめちゃくちゃ的を得ているなと思った。
エンドロール後のシーンを見てなお好きになった!!
こんなに周りが見えてるのにチョコを用意できなかったんですね(笑)
「届いてるじゃん」
これって凄い重要なことだろうな、、と思った。
「刺され 誰かの胸に」